2020年10月03日

日本陸上選手権。

昨日は、新潟で日本陸上選手権・棒高跳び決勝がおこなわれていました。

第104回ということで、

104年の歴史はすごい。

自分が優勝したのは、1997年なので、

今から23年前の第81回大会。

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日本選手権前の大会で自己ベストを出して、とにかく勢いがあった。

正直、優勝は狙っていなくて、とにかく国立でベスト記録を更新することのみを考えていた。

気づいたら優勝していたものの、

嬉しい反面、ベスト記録を更新できなかったので悔しい思いもあった。




当時(20から30年前)の優勝記録はおおよそ5m40といったところ。

IMG_E6388


そこから、澤野大地が日本記録の更新とともに優勝記録をひきあげてきた。

IMG_E6389




しかし、棒高跳びという競技は、

それはそれは深い種目で、

ベスト記録が高くても優勝できるわけではない。



雨が降ったりすると、

ポール(棒)を柔らかめにしたり、

風が途中で変わったりすると、

やはり経験値が高い選手が勝ったりと、

どれだけ臨機応変に対応できるかも勝負だったりする。




今回の大会も、

普段よりも遅い時期であり、

さらには新潟ということで気温も低く、

ふくらはぎが攣りやすいと思われ(たぶんね)

ハイソックスを履いている選手も見られました。



60をクリアした時点では山本聖途の浮き(バーより上に体があがっているということ)がかなりあったので、70もいくだろうと思ってましたが、惜しくもクリアできずに、

結局、この大舞台で自己ベストをクリアした来間選手が優勝しました。

IMG_E6386


調子が良いから勝てるというわけではない棒高跳び、

それは道具を使うという陸上競技らしからぬ種目ゆえに、

逆を言えば、調子が悪くても勝てる種目でもあります。



高知ではとくに棒高跳びを見る機会がなかなかありませんが、

そんな視点で大会を観るのも楽しいものです。


ちなみに、今回の大会で5m40を跳んでいたら5位か。

当時と比べたらレベルが上がってきましたが、

世界で戦うにはもうひとつレベルを上げる必要がありますが、

きっとやってくれると思います。




そして、何よりも一緒に戦っていた日大の後輩で

日本記録保持者の澤野大地が40歳になったいまでも、

日本のトップで勝負しているところが素晴らしい。

きっと大地ならもっともっと勝負していくはずだ。

これからも楽しみにしたいね。





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